BTCパイプラインでカスピ海産原油グルジアへ(Radikal紙)
2005年08月13日付 Radikal 紙
バクー発
バクー-トビリシ-ジェイハン石油パイプライン(BTCパイプライン)のアゼルバイジャンからグルジア国境にかけての部分はもう石油が満ち満ちていることが明らかになった。BTCを管理するBP(ブリティッシュ・ペトロール)―アゼルバイジャン社代表のデイヴィット・ウッドワード氏からの情報によれば、パイプラインの443kmに及ぶ同部分が石油で満たされるためには、230万バレルの原油が使われた。石油はグルジアのガルダバニ市近郊の第一中継基地に達し、トルコ国境に至る送管ポンプへの充填作業が始まった。約2ヶ月以内に同作業は完了する予定であると明らかされた。バクーのサンガチャル・ターミナルを発ち、グルジアを横切って、ジェイハンのヘイダル・アアリエフ・ターミナルに至る総延長1,768kmのBTCパイプラインを石油で満たすためには合計で1,000万バレルが必要とされている。カスピ海のアゼリー-チラク-ギュネシュリ油井で産出された原油がBTCパイプラインへと供給され始めたのは5月25日のことだが、そこから6ヶ月以内にジェイハンに達し初のタンカー積みが行われることが期待されている。
また、アゼルバイジャンの天然ガスをトルコに、そして将来的にはギリシャを経由してヨーロッパに供給するバクー-トビリシ-エルズルム(BTE)天然ガスパイプラインも工事全体の72パーセントが完成した。
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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:725 )