イラク憲法草案可決へ スンナ派はあくまで反対(アル・ナハール紙)
2005年08月25日付 Al-Nahar 紙

■ スンナ派、憲法草案をあくまで拒絶 世俗派に挫折感
■ イラク駐留米軍増強 サドル派とハキーム派の間で衝突

2005年8月25日付アル・ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、ロイター、AP、その他通信社】

 昨日、イラクのスンナ派はシーア派とクルド人が支持する新憲法草案に対する反対の立場に徹した。この憲法草案は、イラクのジャラール・タラバーニー大統領が特に連邦制の導入に反対しているスンナ派の要求に応じる必要性を説いているにも関わらず、移行国民議会で可決されると見られている。

 そして、憲法問題の行き詰まりが続くなかで昨日、バグダード西部のイラク警察所管の検問所を武装者たちがロケット弾や銃で襲撃し、流血の事態が激化している。

 国民投票期間にさらに悪化すると予想される治安状況に対処するため、アメリカ国防総省は、ドナルド・ラムズフェルド国防長官がイラク駐留米軍に1500人の追加派兵を行うことを決定したと発表した。同省は、この追加派兵はイラク駐留米軍司令官であるジョージ・ケイシー将軍の求めに応じて行われるものであることを示した。
(後略)

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( 翻訳者:村山誓一 )
( 記事ID:767 )