2005年8月4日付シャルグ紙 社会面
■またしても女性消防士誕生のニュース
火事と戦う女性消防士が登場することになっている。とはいえ、「登場することになっている」ということばは、これまでもこのことを伝えるニュースで何度も繰り返されているために、いまさら女性消防士の登場を報じたところで、もはや耳目を集めるようなものとはならないだろう。要するに、女性たちを真っ赤な消防車に乗せる計画が一歩前進した、ということ以上を伝えるものではないのだ。
テヘラン消防保安庁理事のズィヤーイーファル氏は昨日、イラン学生通信（ISNA）とのインタビューで、次回の消防士選抜は来月中に始まる予定であると語った。ズィヤーイーファル理事は「選抜最終過程を通過した消防士たちは、各消防署で消防についての教育課程を経て、各消防署に配属されることになっている」と話した。同理事は消防隊での女性隊員採用が遅れている理由については、次のように話した。「短期間のうちに1500名の男性消防士が消防庁に採用され、さらに現在500名が新たに採用段階にいる。この間に、女性消防士の採用が遅れるという事態が起きてしまった」。
こうして、男性の存在によって犠牲を強いられたのは、またしても女性たちだったわけで、消防庁の無計画性は変わることがない。
■チャールース街道の清掃
多くの人々が人生のうち多くの時間を、チャールース街道を通過し、その魅力あふれる自然を満喫することに費やしている。イラン北部の諸都市へと続くこの街道は、イラン国内でも最も危険な道だと言われているが、それと同時に最も美しい風景を誇っている。しかしこの道は、その美しさゆえの問題を抱えている。
街道利用者の環境への無関心やゴミのポイ捨てによって、街道は現在憂慮すべき状態にある。このため、キャラジ環境事務所はモルダード月14日金曜日〔8月5日〕にも、市民運動を通して街道の環境回復を急遽実施することに決めた。もし金曜日、チャールス街道の路傍でゴミを手に持った人の姿を目撃しても、驚かれることなかれ。彼らは自らの行動によって、また環境保護という文化を広めることで、チャールス街道を救うおうと考えている人々である。運動は環境NGOや市民の参加によって、金曜の朝８時から開始される。清掃の範囲はチャールス街道12キロメートルのプールカーン環境保護地区からの予定。
〔＊チャールースはカスピ海沿岸の保養地で、テヘランのベッドタウンであるキャラジからチャールースまでの街道が「チャールース街道」である。同街道は険しいアルボルズ山脈を越えていかなければならない。アルボルズ山脈のカスピ海側は森林地帯となっており、イランのその他の乾燥した気候風土とは著しく異なっている。冬季は特に豪雪に見舞われることから、冬季の通行は危険である〕
■料理大会
最後に、婦人文化会館で行われる伝統的料理製菓大会についてのニュースをお伝えする。母親たちや娘たち妻たちが参加し、それぞれの料理の腕前を競う。大会では、伝統料理と製菓の祭りも同時開催される。大会参加希望のお問い合わせは、ヴァリーアスル通りサーイー公園北の婦人文化会館まで（本日10時から17時）。
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（ 翻訳者:久野華代 ）
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