宗務庁管轄の宗教関連質問委員会発表「ハナフィー派はムール貝を食べない」(Milliyet紙)
2005年07月28日付 Milliyet 紙
「コーランではシーフードは何でも食べてよいとされている。ただしハナフィー派の法学者はムール貝やエビ、イカを邪悪な生き物と考えるため、信徒がこれらを食すことは適当でない」。
宗務庁管轄の宗教関連質問委員会(Dini Soruları Cevaplandırma Komisyonu)は、市民の「シーフードは食べられるのか?」という質問に対し、「コーランではシーフードは食べてもよいとされている。預言者も、「生き物の血がきれいならば、食べてもよい」とおっしゃった。ムール貝、イカ、カニ、エビのような魚以外のシーフードは、ハナフィー派を除く3宗派では食べられる」という回答をした。
専門家は、「コーランではこのような禁止事項はないが、ハナフィー派の法学者によればこれらは邪悪な生き物である。ハナフィー派の教義において、魚以外のシーフードを食べることは、適当ではない」との解釈を示した。
同委員会は、「羽を取り除くために、お湯に浸けられたニワトリは食べられるか?」という質問に以下のように答えた:「ニワトリは、羽をむしるために、短時間お湯に浸けることができる。しかし長時間放置して鶏肉の臓器の中の汚物が肉の部分に染み出すようならば、食べることは適当でない」。
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( 翻訳者:田林玲 )
( 記事ID:548 )