アル=アインマ橋の惨事でシーア派議員らが内務相・国防相への質疑を要求(アル・アハラーム紙)
2005年09月02日付 Al-Ahram 紙

■アル=アインマ橋の惨事でシーア派議員らが内務相・国防相への質疑を要求

【バグダード ムハンマド・アル=アンワル】

 バグダードのアル=アインマ橋上でシーア派住民数千人が押しつぶされた惨事で、犠牲者は死者953人・負傷者815人に上り、イラク国民議会のシーア派議員らは国防相サアドゥーン・アル=ディッリーミーおよび内務相バヤーン・バーキル・サウラージュへの質疑と捜査を要求した。サドル派のバハー・アル=アゥラジー議員は、国会の場でこの二人の大臣の質疑を行い、何が起きたのか、そして二人にどこまで手落ちがあったのかを直接問いただすよう要請したと語った。

 またイラクのメディアが報じた談話の中で、イラク大統領ジャラール・タラバーニーは人的被害の規模を倍増させた不手際について把握するため公正かつ正確な調査を実施すると訴えた。大統領は事件の責任はテロにあるとし、この事件はテロリストと呼ばれイラク民衆に滅亡的戦争を仕掛けて信仰に背いている者たちの犯罪性・残虐性を示す証拠であるとみなした。

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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:846 )