2005年9月12日付シャルグ紙オンライン版
アレクサンドル・ルミヤンツェフ・ロシア原子庁長官は今朝レザー・アーガーザーデ・イラン・イスラーム共和国原子力庁長官とモスクワで会談し、「ブーシェフルの発電所への核燃料の輸送を始めるための準備が整った」と述べた。
メフル通信政治部記者の報道によると、モハンマド・サイーディー原子力庁国際事業・政策担当次官とアサドッラー・サブール同庁原子力発電事業担当次官も同席したこの会合において、アーガーザーデ氏はイラン・ロシア二国間関係の重要性を指摘し、「イランはロシアを自国の貿易・商業上、重要な国家と考えており、エネルギー、産業、そして原子力分野での関係の拡大を望むものである」と述べた。
イラン原子力庁長官はまた、すでに合意されたスケジュール通りにブーシェフル原子力発電所を始動し、また両国間の合意文書に基づいてまちがいなく核燃料の輸送を行うよう念を押した。
アレクサンドル・ルミヤンツェフもこの会談の中で、ブーシェフル発電所は予定通りにきちんと完成する手はずとなっており、イランはこのことに対しロシアを信用していただきたいと述べた上で、「ブーシェフル発電所用の核燃料は合意されたタイム・スケジュールにしたがってイランに輸送する予定であり、現在初期作業が行われているところである」と請け合った。
ロシア原子力庁長官はまた、「ロシアは、イランを自らの戦略的パートナーであり、地域の重要国家であると考えている」と表明した。
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( 翻訳者:南龍太 )
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