欧州の政治家、仏紙にクルド問題解決訴える意見広告掲載(Milliyet紙)
2005年09月14日付 Milliyet 紙
ヨーロッパの政治家たちは、フランスのル・モンド紙に「トルコの平和と対話のための呼び掛け」という見出しで意見広告を載せた。
イタリアのマッシモ・ダレーマ元首相やフランスのフランソワ・ミッテラン元大統領夫妻をはじめとする多くのヨーロッパの政治家や記者、研究者は、「クルド問題の平和的解決」に向けた呼び掛けを行った。
■今日発行された
「トルコの平和と対話のための呼び掛け」という見出しの意見広告が、昨日の午後に発行された9月14日付ル・モンド紙に掲載された。広告の要旨は以下のとおり:
「クルド問題は今も未解決の状態である。そうした状態でトルコ政府はかたくなな態度を取り続け、社会的緊張を増大させる合意なき解決策を実行している。この危機的状況の中で、あるトルコの知識人グループが、軍事作戦の中止と停戦を求めて呼び掛けを続けている…(中略)…レジェプ・タイイプ・エルドアン首相はクルド問題が存在することを公に認めた…(中略)…トルコは対クルド政策に誤りがあることを認め、民主的改革のプロセスの中で問題の解決を図っていくことと表明した。この建設的な政策を、我々は希望を持って迎えた。にもかかわらず、これまでこの種の政治的説明は、実行を伴うことがなかった。
■120個のサイン
クルド側が宣告した1カ月の停戦は、(問題の解決に向けた)もう1つの建設的な提案である。これはKONGRA/GEL(クルド人民会議)の和平に向けて歩み寄った姿勢の現れである。両者が恒久的な和平の実現のための最大限の努力を払うことを我々は望んでいる」。
意見広告にある120のサインの下には、民族差別主義に反対する「SOSレイシズム」という名前の組織のアドレスが載せられた。
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( 翻訳者:佐藤 淳也 )
( 記事ID:861 )