ガラタポート落札企業が詳細語る:賃貸契約で支払いは3年後から(Milliyet紙)
2005年09月21日付 Milliyet 紙
ガラタポートの入札を35億3850万ユーロ(43億ドル)という最高値で落札したロイヤル・カリビアン・クルーズを筆頭とする合併参加企業のひとつ、チェチェン財閥代表取締役イブラヒム・チェチェン氏は、この計画が建設-経営-譲渡(YiD)計画というよりはむしろ「賃貸」計画であると述べた。チェチェン氏は「国は自分では全く金を出さずに空き地に建物を作らせ、そのうえで高額な賃貸料を手にしている」と述べた。
チェチェン氏は計画の詳細がトルコ海運事業団によって2年前に発表され、これに基づいてあらゆる会社が入札の準備をしたことを強調した。チェチェン氏は、3年間で3~4億ドルの投資が予想されるが、この数字は事業の過程で出てくるであろう困難などによって変わる可能性があると述べた。チェチェン氏は「土地は国のもので、国が望むならこれほど利益の見込める土地を再び売ることができる。歴史的な埠頭は今どんどんよくなっている。高層ビルなど建設しない。計画外で何かすることは不可能なのです。」
■共同報酬
チェチェン氏の情報によると、支払いは3年間の建設期間終了後から始まる。年始めに消費税を除く300万ドルが支払われる。ローンの支払い金額は毎年10パーセント増えていく。例えば4年目には330万ドル、5年目には360万ドルの支払いとなる。ローンは投資の折り返し地点、つまり15年後から増加し、全49年で支払われる。
合併企業のうちイスラエル企業サミ・オフェルと共同しているロイヤル・カリビアン・クルーズが21%、メフメト・クトゥマンの会社グローバル投資財閥が21%、チェチェン財閥が20%、リマック建設は3%の報酬権を持っている。残った報酬権は、サッソ財閥と3多種LLC会社に属している。
この計画の建設はチェチェン財閥とリマックによって行われると見られる。
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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:911 )