サブラー・シャティーラ虐殺23周年記念デモ(アル・ナハール紙) 
2005年09月17日付 Al-Nahar 紙

■ サブラー・シャティーラ虐殺記念デモ 欧米の代表団が参加

2005年9月17日付アル・ナハール紙(レバノン)HP社会面

 レバノン人とパレスチナ人に欧米からの代表団が加わって、サブラー・シャティーラ虐殺23周年を記念するデモ行進が行われた。

 デモ隊はクウェート大使館前を出発して殉教者墓地に向かった。デモには、マルワーン・ファーリス議員、アラーッディーン・タッルー議員、「忘れないために」とのスローガンの下に集まったイタリア、イギリス、デンマークの欧州各国の代表団、レバノンおよびパレスチナの政党や諸政治組織、地方自治体や市民団体の代表、進歩青年機構が組織するマラソン大会に参加する欧州諸国の女性たちが参加した。デモ隊が殉教者墓地に到着すると、殉教者の墓標に花束が手向けられ、スピーチが行われた。

 ファーリス議員はレバノンの政党および愛国的諸勢力を代表してスピーチを行い、次のように述べた。「イスラエルのアリエル・シャロン首相がレバノンとパレスチナの人民を狙った虐殺のテロ行為を犯してから23年になるが、我々は、我々国民の権利に到達するまで闘いを継続することをはっきりと宣言する。我々は今日、抵抗の国レバノンの、サブラー・シャティーラという殉教者の墓地でこうして出会っている。我々は、欧州諸国、西洋からの代表団を歓迎する。西洋はかつて植民地主義の西洋であった。今日皆さんが我々とともにあることで、西洋は包括的な権利と公正と、英雄たちの平和を欲する西洋へと変貌を遂げた。英雄たちの平和とはすなわち、敵シオニストをガザ撤退に追い込んだ者たちの平和である。ガザ撤退は、ヨルダン川西岸ひいてはパレスチナ全土からの撤退への序章である。民族差別的な声明を発表した者たちがいるが、我々は言おう、彼等こそが虐殺を犯した者たちである、と。今日、この記念の日にあたって言おう。我々は、パレスチナの自由のために聖戦と闘争をつづけてゆく。」

(後略)



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( 翻訳者:森晋太郎 )
( 記事ID:893 )