ハタイで宗教の違いを超えたお葬式:キリスト教徒、ムスリム、ユダヤ教徒(Milliyet紙)
2005年09月24日付 Milliyet 紙
トルコでアルメニア人のみが居住する唯一の村であるハタイのサマンダー郡ワクフル村で亡くなったヒルダ・チャパル氏(70)の葬儀に3つの宗教から同胞たちが集まった。人口200人のワクフル村での葬儀に参列したサマンダー・キリスト協会のマヒル・ヒレンオール会長(40)は、集まった異なる宗教の人々が“文明の出会い”の最も素晴らしいお手本となっていると話し、次のように語った。
「ハタイで暮らすキリスト教徒、ムスリム、ユダヤ教徒は互いに寄り添って暮らしており、信仰や文化ゆえの問題は一切起こらない。我々は異なる宗教の仲間や友人の葬儀や結婚式にも赴くし、肩を並べて働き、ともに涙し、ともに笑い合う。こうした共存は先祖代々のものであり、我々も次の世代へ伝えていくだろう」。
■兄弟のように暮らしている
ワクフル村のベルチ・カルトゥン村長も次のように語った。「誰からもひどい目に遭ったことはないし、軽蔑されたこともない。我々の祖先と同じように平穏に暮らしている。「アルメニア人虐殺」があったなどと認めたこともない」。
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( 翻訳者:清水 葉月 )
( 記事ID:928 )