次はイスタンブル大学で:第2回アルメニア学術会議を3月に(Milliyet紙)
2005年09月27日付 Milliyet 紙

イスタンブル大学でアルメニア学術会議が開催される。会議では、ビルギ大学での会議とは反対に、あらゆる見解の人が招かれる。

ビルギ大学でこれまでの公式見解に批判的な人々が参加したアルメニア学術会議が開かれたが、イスタンブル大学は、今回は、イスタンブル大学で「学術的」な会議を開催すると発表した。
イスタンブル大学で2006年3月に行われる会議へは、親トルコ派として知られるアメリカ人歴史家ジャスティン・マッカーシーや、アルメニア人虐殺は実際にあったという見解のハリル・ベルクタイ助教授まで、異なる見解を持つ地元や外国人の多くの人が招待される。
会議の責任者を務めるイスタンブル大学副学長シャファク・ウラル教授からの情報によると、2日間にわたる会議の開催は、すでに3ヵ月半前にイスタンブル大学当局によってに決定されていた。
ウラルは、「この会議は、すでに行われた、他のいかなる会議に反対しているものではないし、それらを補強するものでもない。我々は、イスタンブル大学の学術的伝統という枠組みでこのテーマを学術的な形で取り上げたいと思っている。あらゆる種類の見解を認め、これら全てを学術的批判や評価基準によって議論する会議を行いたい。われわれの目的はこれだけだ」と話した。

■60人が参加するだろう

会議には、地元、そして外国からの60人近くの招待客が参加するだろうこと、そして招待客に1週間以内に招待状を送ると述べた副学長のウラルは、「我々はこの会議に関係してイスタンブル大学としても事前調査を行った。その過程で、本学の研究者たちは、アルメニア問題に関し、新しい史料を発見した。それらの内容は、会議の席で発表されることになっている」と話した。

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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:960 )