テヘランの第一次電子行政化計画の利用始まる:テヘラン市第22区の行政書類が電子化へ ハムシャフリー紙
2005年09月01日付 Hamshahri 紙
2005年9月1日付ハムシャフリー紙市政面
【市政部】「政府週間」と時を合わせる形で、昨日テヘラン市第22区で、市関係者らの出席の下、32の開発建設プロジェクトが始動した。
テヘラン市広報の発表によると、アリー=モハンマド・シャーエリー第22区長は、同区にとってきわめて重要な計画案の数々を実現するために払った行政の努力を強調し、「区の技術、開発、交通に関わる種々の計画には、総額にして200億リヤール〔約2億5千万円〕がかかっている」と述べた。
シャーエリー区長は、第22区において、そして地方の市行政のレベルで電子行政化の第一次計画が始動したことについて、「この計画の実施にともない、利用者はまず、第一庁舎に設置されるウェブ・キオスクやサイド・スクリーンを使って、都市開発に関する書類の入手と閲覧が可能となる」と話した。
区長は市役所で扱う書類が電子化されたことについて次のように表明した。「人の余計な往来をなくし、領収書の記載ミスを防ぎ、仕事の処理スピードを加速させ、余分な手間を省き、情報の入手は簡単で正確になる。新システムでは、より正確な報告書が効率良く取得することができ、インターネットを通して入手することも可能である」。
シャーエリー区長は、アーザードシャフル地区とシャフラケ・ラーヘアーハン地区での10の新規道路の開通、区内の13の通りでのアスファルトの補修工事、そして歩道新設工事など、第22区で遂行される予定の開発プロジェクトについて触れた上で、「(渋滞の激しい)デフキャデ通り北にあるヘンマト高速の整備工事を実施することで、この高速道路の交通をデフキャデ通りへ誘導することができるだろう」とも話した。
さらに開発プロジェクト開始式典に出席していたチャムラーン技師は、式典の中で「緑化保全に力をつくすべきだ。緑地の減少はきわめて危険であり、テヘラン市に損害をもたらすことになる」と話した。
同氏はさらに、テヘラン市議会メンバーがハーメネイー最高指導者と面会したことについても触れ、「最高指導者は違法建築を大変憂慮・懸念し、違反者に対して厳正に対応することを望んでおられる」と話した。
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( 翻訳者:久野華代 )
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