2005年9月5日付ハムシャフリー紙事件面
【事件部】ある女性に興味を持った揚げ句に恋敵を殺害した若い男が、早くも地方刑事裁判所第71法廷で裁かれる見通し。
当紙記者の報告によると、この事件はシーマー(女)とメフラーン(男)という名の男女が知り合ったことが発端となった。二人の付き合いは昨年ティール月初旬〔西暦で6月下旬〕に始まった。メフラーンがテヘラン南部のある公園に遊びに出かけた際に、シーマーと知り合ったのがきっかけだった。そして、二人の仲は互いが強くひかれ合うまでに発展するのであった。
ところが、メフラーンの友人の青年があるパーティでシーマーと出会うと、彼も彼女に恋心を抱いてしまう。昨年のシャフリ−ヴァル月〔西暦で8月下旬から9月中旬〕に、彼がメフラーンの招きでレバート・キャリームにある自宅に行ったところ、彼はそこでシーマーと再会してしまう。メフラーンが友人もシーマーに興味を持っていることを知ると、二人はけんかになり、メフラーンは男性をナイフで何度も刺して、殺害に及んだ。
当紙記者の報告によると、若い男性の遺体が発見されると、警察は男性の家族に対して初動捜査を行った。その結果、殺された被害者は事件のあった日、メフラーンと会う予定だったことが判明した。警察はメフラーンを特定、緊急逮捕したところ、友人の殺害を自供したとのことである。
殺人特別捜査担当官の指令により、容疑者は拘留されたまま刑務所へ移送された。そしてレバート・キャリーム検察庁の起訴を経て、昨朝、本件は裁判のために地方刑事裁判所第71法廷に送致された。審理の時期が決定され次第、恋敵を殺害した罪に問われている被疑者は、5名の裁判所判事に対して弁明を行うことになる。
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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:809 )