ライス国務長官:「アメリカはパレスチナ国家建設への支援努力を続ける」(アル・アハラーム紙)
2006年10月13日付 Al-Ahram 紙

■ ライス国務長官「パレスチナの状況を救済するためにエジプト、ヨルダン、ヨーロッパがイニシアチブをとる」

2006年10月13日付アル・アハラーム紙HP1面

【ワシントン:ホダー・タウフィーク】

 コンドリーサ・ライス国務長官は、パレスチナの状況改善およびパレスチナ国家の土台構築を許す環境実現に向けたエジプト・ヨルダン・ヨーロッパによる新たなイニシアチブを公表した。
またライス国務長官は、民族的責任を担う国家建設に向けたパレスチナの努力をブッシュ大統領は支援し続けると約束し、パレスチナがこうした方向に向けて動き出す時には米国こそが最大のパートナーとなるだろう、と述べた。
 同時に長官はハニーヤ首相のハマース政権を非難し、ハマースは平和的な政党になるか、テロ組織になるかの二つに一つしかなく、両方を取ることは出来ないと明言した。
 この発言は、パレスチナのために行動する米グループのパーティー席上のスピーチでなされた。

 さらに長官は「多くの人々が実現の可能性が低いと見ているにもかかわらず、パレスチナ国家を建設するとブッシュ大統領自身が断言した約束の実現にむけてアメリカ政府は今も努力を続けている」と述べた。

 長官によれば、キース・デイトン将軍を米の治安特使として派遣し、その支援によってガザ地区とヨルダン川西岸の治安状況を改善することで、パレスチナ当局の治安確保を支援するということも米政府の計画には含まれているという。



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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:3707 )