断食明けのお祭り前にして、お菓子屋さんが大盛況(Milliyet紙)
2006年10月19日付 Milliyet 紙

バイラム(祝祭日)を前に、チョコレートと砂糖菓子の売り上げが過去5年間で最大の上げ幅になった。チョコレートと砂糖菓子の売上高は、他の月の8倍にもなっている。

 トルコでは通常、砂糖菓子とチョコレートの平均消費量はヨーロッパ以下だ。しかしバイラムを迎え、その消費量は大幅に増加している。また前年のバイラム時期に比べ砂糖菓子の値段は上がっていないことがわかった。
 小売店ではチョコレートの値段が1キロ当たり15~98トルコリラ(約1300円~8600円)、チョコレートで包んだ砂糖菓子が1キロ当たり4~30トルコリラ(約350円~2600円)、ショコラボンボンが1キロ当たり3.5~7トルコリラ(約300円~600円)、ロクムが1キロ当たり2.5~10トルコリラ(約200円~900円)となっている。
 ウルケル社相談協議会のメンバーでウルケルグループのスポークスマンでもあるメティン・ユルダギュル氏によると、トルコ人はとりわけ家族や親戚を訪ねる時にお土産にチョコレートを買っており、バイラム期間中のチョコレートの売り上げは他の月の8倍にもなるという。またメティン氏は「2001年の経済危機以降、チョコレートの消費量は増えているが、特に2006年は消費量増加がもっとも注目に値すると言える。更にバイラム時期の砂糖菓子の売り上げは年間売り上げ量の4分の1にも上る」と話した。

■「チョコレートの需要が高まった」

 バイラムに向け新製品を発表したケント食品社の関係者によると、去年と比べ砂糖菓子の売り上げよりチョコレートの売り上げが上がっているという。またバイラム時期の売り上げ量は年間売り上げ量の40~50%にも達するという。
 ペリット社の関係者も、年間売り上げ量でポイントとなるのはバイラムと年始で、中身に工夫をこらしたチョコレートが売れていると話した。
 ショレン・チョコレート社の関係者は、昨年までに比べチョコレートの売り上げが伸びており、これは経済成長と購買力拡大が影響していると述べた。
 関係者によると、「美味しいだけでなく、ラッピングなど見た目も売り上げ増に影響している。おまけが付いたものも消費者を惹きつけている」と分析している。




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( 翻訳者:住永千裕 )
( 記事ID:3740 )