国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)参加トルコ軍、厳戒態勢の中ベイルート入港
2006年10月21日付 Hurriyet 紙
イスケンデル号とセルダル号は、レバノンで任務にあたるトルコ兵をベイルートに搬送する。両船艇が接岸する予定のレバノン港では、レバノンで任務を行うトルコ兵をあらゆる攻撃の可能性から守るため、広範囲にわたり警備体制がしかれた。腕のよい狙撃兵が港に面する要所を監視する一方で、港内ではM-16型の自動小銃を手にしたレバノン兵がパトロールをした。ベイルート港には、まず海軍に属するセルダル号が碇を下ろした。セルダル号の背後には、巨大なイスケンデルン号が接岸した。この時ベイルートに雨が降った。数分前まで晴れていた空は突然暗くなり、約10分間激しい雨が降った。2隻の艦艇が港に接岸した後、イルファン・アジャル大使と軍事担当官が一緒に艦艇に乗り込み、司令官らに対し公式に謝辞を述べた。
兵士と車輌が上陸する前に、現地の安全を確保するため特殊部隊が上陸し、港を隅から隅まで確認した。特殊部隊から出た確認の合図で、兵隊をのせたトラックが港に並んだ。セルダル号からはディーゼル燃料はじめ後方支援用の機材が下ろされた。軍用車両を艦艇からおろすのに2時間近くかかった。
■目的地: シャイティエ
19日、メルスィン港を発ったイスケンデルン号とセルダル号の海軍艦艇2隻は、20日の午前9時30分頃、ベイルート港に碇を下ろした。準備完了後、周囲の安全を確保しながら、軍の車列はキャンプが建設されるシャイティエ村へ向かって出発した。国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)に参加する工兵部隊の兵士132人も、20日、アンカラからトルコ航空機でレバノンに向かった。
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( 翻訳者:富田 祐子 )
( 記事ID:3754 )