アルメニア人「虐殺」問題でカナダから吉報(Milliyet紙)
2006年10月22日付 Milliyet 紙
アルメニア人「虐殺」に関する主張を2004年の議会の議決を受けて認めているカナダが、驚くべき一歩を踏み出した。カナダはトルコが提唱する、歴史家たちによる調査委員会の発足を支持することを明らかにした。
オタワにあるトルコ大使館で行われたトルコ・カナダ友好団体の集会にはカナダのピーター・マッケイ外相も出席した。そこで1915年の出来事に触れながら、「東アナトリアのアルメニア人たちが受けた苦しみは、人類の歴史における悲劇の一部である。二度とこのようなことが起こらないように、記憶にとどめておくことが非常に大切である。このことから我々カナダ政府は、トルコ、アルメニア、第三国の歴史家たちによる合同調査委員会の発足を推奨するトルコ政府の考えに賛意を示し、アルメニア政府にもこの委員会への参加を強く勧めている」と話した。
マッケイ外相は集会に出席していたトルコの関係筋に、同時期にカナダを訪問していたアルメニアのヴァルタン・オスカニヤン外相にも同じメッセージを伝えたのを明らかにしたが、「あまり良い反応は得られなかった」と表現した。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
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