イスラエル・ロシア首脳会談(アル・ナハール紙)
2006年10月19日付 Al-Nahar 紙

■ プーチン大統領、イラン問題とシリアの武器問題でオルメルト首相に保証を与えず

2006年10月19日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、ロイター、UPI】

 イスラエルのエフード・オルメルト首相は、ソビエト連邦崩壊後のロシアとイスラエルの外交関係回復15周年の記念に、また7月のイスラエルの対レバノン戦争以来最初の外国歴訪の一環として、モスクワを訪問した。オルメルト首相は先ずロシアのウラジミール・プーチン大統領にイランの核兵器開発の阻止について支援を求めたが、その件についてプーチン大統領から保証を得ることはなく、プーチン大統領は合同記者会見の場でイランについて語ることさえなかった。また両者間で協議された困難な問題はこれだけではなく、オルメルト首相はイランとシリアからの武器の売却問題も主張したが、同様にプーチン大統領の公式な立場表明を得ることはなかった。またオルメルト首相はイランとシリアのレバノンへの「関与」を終わらせるよう訴えた。

 プーチン大統領はオルメルト首相との会談の冒頭にイスラエル・ロシア関係の「全面的な変化」について語り、両国間関係は相互のより大きな信頼に基づくものになったと述べた。ソビエト連邦は1967年にイスラエルとの関係を断絶している。

■ レバノン

 オルメルト首相は合同記者会見で、プーチン大統領との会談は「戦略的重要性をもつ多くの問題に及んだが、なかでもイランの核の脅威」とイランとシリアからの武器の売却の禁止および安保理決議第1701号に基づくそれらの武器のレバノンへの流入の禁止の必要性が最も重要な問題とされた、と述べた。イスラエルの治安責任者らは先に、ヒズブッラーがシリアから売却されたロシア製の武器を使用しているとの声明を発表している。レバノン情勢についてはオルメルト首相は、プーチン大統領に対して「ヒズブッラーに武器を渡す国の武器密輸を禁止し、シリアとイランによるレバノンへの関与を阻止する重要性を」強調したと述べ、「レバノン国内でヒズブッラーが、国外からシリアが行っている挑発行為」に対抗するためレバノン政府を支援するよう訴えた。

(後略)



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( 翻訳者:吉永晶子 )
( 記事ID:3769 )