レバノン国民対話会議、ラマダーン月の末に再開か(アル・ナハール紙)
2006年10月11日付 Al-Nahar 紙
■ 国連レバノン暫定軍(UNIFIL)展開の第2段階、今週末に発表
■ 国民対話会議、ラマダーン月の末に再開へ
■ レバノン国軍、「レバノンにもう一つのイラクが生まれること」を許さず
2006年10月11日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
レバノン国内の各勢力は昨日、対話の論理に立ち返る顕著な姿勢を示した。いっぽう、サウジアラビアから帰国したナビーフ・ビッリー国会議長とフアード・アル=セニョーラ首相が行った会談については「雰囲気も積極的で準備も万全、意思疎通のための展望もひらけている。しかし[対話会議開催の]期日については今のところ、具体的な措置はとられていない」と伝えられている。
セニョーラ首相は沈黙を守り、ビッリー議長から受けたサウジアラビア訪問の報告について「訪問の雰囲気はよかった。きっといい結果につながるだろう」と述べるにとどめ、「事は継続的な努力を要するものであり、物事は簡単には進まない」と付け加えた。
■ ハリーリー議員
「ムスタクバル・ブロック」代表であるサアド・アル=ハリーリー議員は、昨夜の断食明けの晩餐で「我々は対話を望んでいる。我々が抱える問題を解決へと導くには、他者との対話と全てのレバノン国民の間の対話しかない。というのも、人々が武力に訴えた対話を行ったとき我が国に何が起こったかを、我々はかつての経験から知っているからである」と述べた。
■ ヒズブッラー
政府内でヒズブッラーを代表するトゥラード・ハマーダ労働相は「我々は協調と調和を遵守せねばならぬ定めにある」と強調し、ムスタクバル潮流とヒズブッラーの「関係は良好」であると語った。
またハマーダ労働相は「我々は穏健な段階に入り言説を改める必要がある。もし政治的協調が実現すれば政府の活動に前向きな影響がもたらされ、政府は再び自然な形で国家的義務を果たすことが出来るようになり、ラマダーンの後には定期的な会合が開かれるようになるだろう」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳) )
( 記事ID:3775 )