ウラン濃縮停止は交渉の結果ありうる:外務報道官 ハムシャフリー紙
2006年10月23日付 Hamshahri 紙
2006年10月23日付ハムシャフリー紙
【政治部】セイエド・モハンマド・アリー・ホセイニー外務報道官は、定刻より35分遅れで、定例記者会見を行った。記者会見が遅れた理由について、グルジア外相のイラン訪問の予定に変更が生じたためと語った。
外務報道官は、フィトル祭〔ラマダーン明けを祝う行事〕の到来に祝辞を述べた上で、《エルサレムの日》のデモ行進はパレスチナの虐げられし国民に対するイスラーム世界の連帯と団結の象徴であるとし、イマーム〔・ホメイニー〕と〔ハーメネイー〕最高指導者の呼びかけに応じた国内外のすべての人々に感謝の意を表した。
同報道官は続けて、ベラルーシ共和国大統領が近々にテヘランを訪問する予定であることを明らかにした。
ホセイニー報道官はまた、核交渉について、「〔ウラン濃縮活動の〕停止は、イスラーム共和国の核政策には存在しない。対話のための条件は、公正なものでなければならない」と語り、その上で、前提条件としてではなく、交渉の結果としてイランが〔濃縮の〕停止を受け入れることはありうる、と論じた。
〔中略〕
報道官はまた、イランが、イスラエル兵士の人質の解放を阻むために、ハマースに対して資金提供を行っているとの噂を否定した。
同報道官はさらに、前外務報道官で、現在領事業務担当次官を務めるハーミド・レザー・アーセフィー氏が、ラマダーン明けにも、イラン大使としてアラブ首長国連邦に赴任する予定であることを明かした。
ホセイニー報道官はまた、今後ありうべき制裁に対するイラン側の反応に関して、イラン側の措置は制裁の種類に応じて決められるとの見解を示した。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3778 )