宗務庁長官:テロは最も重い宗教上の罪悪である(Yeni Safak紙)
2006年10月24日付 Yeni Safak 紙

宗務庁長官アリ・バルダクオールは、ラマザン(断食)明けのバイラム(祭り)の説教をスレイマニエ・モスクで行った。バルダクオールは、バイラムの礼拝の前に行った説教で、イスラム世界とトルコ国民のバイラムを祝った。説教でコーランの夜の旅章から例をとったバルダクオールは、イスラムとはアッラーの存在と唯一性を信じることであると述べた。

■生命は神聖である
バルダクオール長官は、「いかなる形においてもアッラーが授けた命を殺めないように」というコーランの一節で生命の神聖さは指摘されているとし、「テロと暴力は全く信仰上の理由付けにはならない」と述べた。長官は、あらゆるテロとその背後にある力は、信仰上、極めて大罪であると強調し、ムスリムの責務は暴力に加わらないこと、諍いがある場所で人々を和解させることである、と述べた。長官は、「ムスリムとは、その言葉や行いを信頼される人物のことである」とし、「(啓示されたことを)信じよう、学ぼう、信じたこと、学んだことを行動に反映しよう」と述べた。イスラムに関する知識は容易に会得できると述べたバルダクオールは、信仰に関して何も知らずに行動することの誤りを喚起した。ラマザン月における同胞意識の継続が必要であるとし、一体化と協調が彼の切なる願いであった。

■イスラムを皆で守らねばならない
バルダクオールの説教の後、ミンバル(説教壇)に上ったイスタンブル県のムフティー、ムスタファ・チャアルジュは、「最近イスラムへ、その預言者へ、そして神聖なわれわれの価値観に対して行われた、間違った、不正な攻撃が皆の心を傷つけた」と述べた。チャアルジュは、バイラムでは愛情、一体化、分ち合いについてのメッセージが授けられること、イスラム文明ではバイラムが十分に活きていることを指摘した。彼は、イスラムを守ることが皆の責務であること、そしてこのことは信仰上の務めを果たすことで実現しようと述べ、イスラムの至上性に尊敬の念を抱く必要があるとした。




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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:3783 )