多くのアラブ諸国が今日、エジプトは明日断食明けの祭りを迎える(アル・アハラーム紙)
2006年10月23日付 Al-Ahram 紙

■ サウジアラビアと9つのアラブ諸国で今日、エジプトでは明日、断食月開けの祭り(イード)を迎える
■ エジプト各県で1974箇所の広場を礼拝用に割り当て、運賃を値下げ

10月23日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

サウジアラビア王国と9つのアラブ諸国、および多くのイスラーム諸国は昨日、ヒジュラ暦1427年シャッワール月の新月が見えたことを確認したと発表し、それによってこれらの国では今日が祝福すべきイード・アル=フィトゥル[断食明けの祭り]の第一日目となった。同時にエジプトのイスラーム最高権威機関は、イード・アル=フィトゥルは明日火曜日であると発表した。

リヤードでは、最高司法委員会が声明の中で、西暦2006年10月22日にあたる日曜日がヒジュラ暦1427年ラマダーン月の30日間を終える日であると宣言した。委員長のサーレフ・ブン・ムハンマド・アル=ラヒーダーン師の名で出された声明には、「新月を見るまで断食をしなさい、新月を見るまで断食後の食事をとりなさい、新月が隠れて見えないときには[一月の日数を]数えなさい」「新月を見たら断食をやめなさい、新月を見たら断食後最初の食事をとるのはやめなさい、新月が隠れて見えないときには30日間断食しなさい」という預言者ムハンマドの言葉が引かれている。

同様に、アラブ首長国連邦、パレスチナ、バハレーン、イラク、レバノン、カタール、イエメン、スーダン、リビヤの各国も今日がイードであると発表した。祝福すべきイード・アル=フィトゥルの開始に際して、ホスニー・ムバーラク大統領はアラブ諸国の指導者や王侯らと電話で祝辞を交わした。

またエジプト各県でイードの礼拝を行うために1974箇所の広場が確保され、国民サービス室や設備メンテナンス部隊も組織されて祝福すべきイード・アル=フィトゥルの期間中、安定したサービス提供を保証する。また病院や警察署、消防署や救急隊その他で緊急事態が宣言された。同様に、鉄道の特等・一等・二等料金および地下鉄料金がイード期間中25%割引きとなることが決められた。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岡本亜有子 )
( 記事ID:3796 )