イラク大統領、米軍駐留を擁護、国内からは非難の声(アル・アハラーム紙)
2006年09月28日付 Al-Ahram 紙
■ タラバーニー大統領、「米軍の常駐は近隣の攻撃からイラクを守る」と発言
■ スンナ派、シーア派双方からはイラク大統領に対し「無責任だ」と厳しい批判
■ 「アメリカはもはや安全でない」と諜報機関が認めたことで、ワシントンに激震
2006年9月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【バグダード、ワシントン:諸通信社】
イラクのジャラール・タラバーニー大統領がアメリカ軍のイラク駐留を強い口調で擁護したのに対し、スンナ派、シーア派双方からは「彼の態度も声明の内容も無責任だ」として激しい非難が持ち上がった。
タラバーニー大統領はアメリカ軍がイラクに常駐することは隣国からのあらゆる攻撃や侵攻から国を守ると強調した。
タラバーニー大統領はウッドロウ・ウィルソン・センターで行った演説の中で、たとえ兵力1万人に2つの空軍基地のみといった象徴的な形であれ、アメリカ軍が国内に残ることの必要性を強調した。また大統領は、もしアメリカ軍が突然撤退したならば、テロリストを自由にのさばらせることになるだろうと警告した。
(後略)
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( 翻訳者:原田史歩 )
( 記事ID:3798 )