イスタンブル・モダン美術館にサプライズ人事 -デヴィッド・エリオット氏が館長に(Yeni Safak紙)
2006年10月03日付 Yeni Safak 紙

イスタンブル近代美術館館長に美術史家、キュレーター、美術館長であるデヴィッド・エリオット氏が任じられた。美術館側の発表では、エリオット氏の任期は2007年1月に始まると伝えられた。有名な美術館長であるエリオット氏は、ダーラム大学で現代史学士号を、ロンドン大学コートールド美術学院では美術史修士号を修了した。同氏は、1976年から1996年までイギリスのオックスフォード近代美術館で、1996年から2004年までスウェーデンのストックホルム近代美術館館長を務め、2年前まで近代・現代美術館評議会で国際美術館委員長を務めた。

■日本と東アジアの建築専門家
東京の森美術館の創立に関わり、日本・東アジアの建築に関して造詣を深めたデヴィッド・エリオット氏は、東京での過去5年の成功に続いて、イスタンブル近代美術館の館長に就任することに大きな喜びと興奮を感じた、と述べ、次のように付け加えた。
「イスタンブルの力強さと複雑さは、街の現代美術の環境とぴったりと重なり合っている。この環境は、この地全体を視界に収めれば、他の国が未だ完全な意味でその価値を理解できていない、極めて創造的な源なのです。イスタンブル近代美術館は、開館から約2年が経過しており、すでにその現代的・近代的な美術はより多くの鑑賞者に足を運ばせ、大きな成功を収めました。間違いなくこの成功は続き、イスタンブル近代美術館を、この地で近代的・現代的な美術作品を展示・収集する主要な施設のひとつにしていくだろう。」



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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:3624 )