中東和平プロセス再開に向け、国連総会で会見ラッシュ(アル・アハラーム紙)
2006年09月21日付 Al-Ahram 紙

■ アブルゲイト外相、和平プロセス再開のためアッバース大統領とライス長官に会う
■ パレスチナ大統領、シラク大統領およびブッシュ大統領と協議

2006年9月21日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ニューヨーク:アラーウ・リヤード】

 中東和平プロセス再開のためのエジプトの動きの一環として、エジプトのアフマド・アブルゲイト外務大臣はニューヨークでの第61回国連総会に参加した複数の高官と一連の重要な会見を行った。

 アブルゲイト外相はパレスチナのアッバース大統領と今日の安全保障理事会での中東問題を話し合う会合準備のために会見し、国連内部でこの問題を取り扱うための全般的な枠組みと、この問題を国連の行動計画のトップに再び据える方法についても話し合われた。

 また米のライス国務長官とは和平プロセスを前進させる方法について、さらにはダルフール問題や、現在の国連とスーダン政府間の危機への対処法についても協議し、そのための考えや提案を出し合った。

 また、安保理の現議長であるギリシャのドーラ・バコヤンニ外務大臣、EU議長を務めるフィンランドのエルッキ・トゥオミオヤ外務大臣と会い、中東和平を後押しするための国連の役割について話し合った。

一方、パレスチナのアッバース議長は和平プロセス再開に向けた国際的な動きの一つとして、フランスのジャック・シラク大統領と会談し、今後アメリカのブッシュ大統領とも会見する予定。



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( 翻訳者:原田史歩 )
( 記事ID:3629 )