3名のアフガン人、連続殺人事件の容疑者として逮捕 ハムシャフリー紙
2006年10月05日付 Hamshahri 紙

2006年10月5日付ハムシャフリー紙

【事件部】首都犯罪警察の捜査により、テヘランの街娼を被害者とするアフガン人数名による犯罪が明らかとなった。

 モルダード月26日〔西暦8月17日〕、殺害されてから数ヶ月が経過した女性の遺体が、テヘランのファルマーニーイェ地区の井戸から発見された。身元不明の女性の遺体は花柄のチャードルにくるまれていた。井戸に落ちていた女性のハンドバックの近くからは、この女性の所有物が発見されたが、身元の特定には結びつかなかった。

 テヘラン首都警察捜査第10課の捜査員らは、ホセイン・アスガルザーデ予審判事の指揮の下、殺害現場の捜索を開始し、殺害犯の特定に向けて広範な捜査を行った。その結果、警察は3名のアフガン人兄弟=ターヘル容疑者、ラティーフ容疑者、アズィーズ容疑者=を逮捕した。

 遺体が発見される数カ月前、建設中の建物の門番を務めていた3名の容疑者は、この身元不明の女性の殺害については何も知らないと主張した。しかし、警察が集めた証拠は、この3名の容疑者が身元不明の女性の殺害に関わっていたことを示すものであった。

 事件の捜査の途上で、3名の兄弟とつながりのある、ラスールという名の別のアフガン人青年が浮上した。同容疑者の逮捕と取り調べにより、事件は新たな様相を呈することになる。刑事検察庁第一分署所長のモハンマド・シャームルー予審判事は昨日、この事件について、本紙に次のように語った。「ラスールは取り調べの中で、3名の兄弟が多くの女性に対して暴行を繰り返し、殺害したことを供述した。供述によると、殺害された女性の遺体は、キャラジやソヘイレ、ガーセムアーバード、ラヴァンデなどの地区にある建設中の建物の井戸に埋められたとのことだった」。首都テヘラン刑事警察は昨日、供述内容を確認するため、遺体遺棄現場とされる場所を捜索した。

 ラスール容疑者は別の被害者についても供述している。それによると、3名の兄弟はファルマーニーイェ地区の建設現場で発見されたファリーバーという名の被害女性とは友人関係にあり、また被害女性はいずれも街娼であったという。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3637 )