カイロでレバノン・フェスティバル開催(アル・アハラーム紙)
2006年10月04日付 Al-Ahram 紙

■ 「レバノンは元通り」と題したフェスティバルが開催
■ サッカーの試合・音楽コンサートに大観衆が参加

06年10月04日付アハラーム紙(エジプト)HP1面

昨日、カイロではレバノン・デーが持たれ、ナスルシティーのスタジアムでは「レバノンは元通り(ルブナーン・カマー・カーン)」と題したフェスティバルが開催されて、大観衆が訪れた。
同フェスティバルはスーザン・ムバーラク大統領夫人後援、国家スポーツ評議会とサッカー連盟の共催で行われ、ギザ広場、タハリール広場、アッバースィーヤ広場から無料バスが出で観客の輸送に当たった。

同じく入場料も無料で、音楽コンサートや舞台芸術、エジプト選抜チームとレバノン、サウジ、イラク、クウェイトからアラブのスター選手が多数参加したアラブ選抜チームとのサッカー試合などが行われた。

 このフェスティバルの取材のため、50紙近くのアラブ新聞社がカイロを訪れた。レバノンの高官らは、苦境に立つレバノンへの支援をエジプト国民は当然のこととして行ってくれていると評した。

 このフェスティバルはもちろん収益を目的としてはおらず、アラブを団結させ、イスラエルとの戦争によって苦難を受けたアラブ国家に対して心を一つにするというコンセプトで行われたもので、エジプトのアラブ国家としての側面とその民族的責任の表れだといえる。


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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:3639 )