エジプト人メッカ巡礼団、混雑回避のため直接アラファート山へ(アル・アハラーム紙)
2006年01月08日付 Al-Ahram 紙

■ 巡礼者ら、今日ミナーに滞在
■ 混雑回避のため、エジプト人巡礼者は直接アラファート山へ

2006年01月08日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【メッカ-本紙特派員団】

 メッカ巡礼者らは“熟慮の日”にあたる今日、預言者の慣行に倣ってミナーの地で過ごし、明日の日の出までの一夜を明かす。その後アラファート山に登り、巡礼のなかでも最も重要な行に向かう。

 エジプト公式巡礼団の団長を務めるサーミフ・ファフミー石油相は、エジプト人巡礼者は今日、ミナーで夜を過ごすことなく、直接アラファート山に登る手配を整えていることを確認した。エジプト人巡礼者らがミナーに滞在した場合、混雑や渋滞のためにアラファート山に入場できなくなるおそれがあるために講じられた措置だという。

 また同大臣は、「他のエジプト巡礼団の動向にも注視し、聖地における巡礼者たちの安全を確認する」と述べた。
 大臣は昨日、アラファート山登頂を数時間後に控えて講じられた最新の措置についての情報交換のため、他の巡礼団の長たちと会合を開いた。同様にエジプト公式巡礼団は、各巡礼団間の協力と調整によって、この時期に起こりうる降雨や鉄砲水への対策と、高齢者、婦女子、特別な事情を抱えている者への援助のために、万全の態勢を整えた。


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( 翻訳者:高橋葉月 )
( 記事ID:1691 )