テヘラン・空軍通り殺人事件、被害者のいとこが容疑者に浮上 ハムシャフリー紙
2006年01月10日付 Hamshahri 紙
2006年1月10日付けハムシャフリー紙事件面
【事件部】テヘランの《空軍通り》で殺人事件が発生してから3日がたち、テヘラン警察の捜査本部は、容疑者として被害者の近親者の一人を逮捕した。
本紙の取材によると、テヘラン首都警察第10課の刑事らは、今月6日金曜日(デイ月16日)に空軍通りで重大事件が発生したとの一報を受けた。マキシマ車内で起きた殺人事件であった〔注:マキシマは日産ブランドの自動車で、イランで売られているものとしては最も高級。経済的に裕福な上流階層だけが購入可能〕。被害者は27歳のマスウードという名前の男性で、右のこめかみを拳銃で撃ちぬかれて死亡していた。事件の証拠及び目撃証言によると、男性のいとこが被害者と最後に面会した人物であることが明らかとなった。このため、犯行の疑いがあるとして同容疑者の名前が浮上し、警察は取調べを行った。
報告によると、取り調べの中で被害者の父親は、「息子はいつも多額のトラベラーズ・チェックと現金を持ち歩いていた」と証言した。この証言により、テヘラン刑事検察庁捜査第7支部は、金銭トラブル、あるいは金銭の強奪が事件の要因であるとの見方を強めていた。
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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:1693 )