アタテュルク逝去から68年、各地で式典(Radikal紙)
2006年11月10日付 Radikal 紙

ムスタファ・ケマル・アタテュルクは、逝去から68年目の今日、トルコ全国で行われる式典やイベントで追悼される。アフメト・ネジュデト・セゼル大統領とタイイプ・エルドアン首相は、発表したメッセージのなかで共和制と世俗主義を強調した。リーダー達の11月10日の声明は次のとおり。

セゼル大統領:崇高なるアタテュルクは、我々の国家と同一視される存在であり、その精神に我々が到達することはとてもできない不死の指導者です。必死の努力と近代化への挑戦でもって他の国々の見本ともなったアタテュルクは、彼のもつ理想、思考システム、高尚な人間性、平和主義、そして廃れずのこっていくしっかりとした業績とともに歴史に刻印され、世界で尊敬されるようになりました。

首相エルドアン:今日、絶大なる自信をもってもう一度申し上げましょう。「私の大きな業績だ」とアタテュルクが言った民主主義、世俗主義、そして社会的な法治国家、トルコ共和国は、アタテュルクの示した道筋で永遠に存在しつづけるでしょう。

トルコ大国民議会ビュレント・アルンチ議長:独立戦争で大勝利をおさめたアタテュルクは、国民の意志に基づいた近代国家、トルコ共和国を樹立し、まったく新しい道を開拓したのです。

共和人民党デニズ・バイカル党首:この11月10日にアタテュルクの原則と改革を心にとめることがより重要なことなのです。なぜなら公正発展党政権下で、世俗主義をかかげるトルコ共和国に対する危機がより明確なかたちででてきたからです。

ヤシャル・ビュユクアヌト参謀総長:11月10日は追悼の日ではなく、アタテュルクを理解する機会なのです。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:3870 )