首都アンカラでエジェヴィト元首相の葬儀(Radikal紙)
2006年11月11日付 Radikal 紙
警察はエジェヴィト元首相の葬儀に10万人の参列を見込み、垂幕の禁止はコジャテペ・モスクの中庭に限定した。葬儀には警察官1万人、民主左派党員5千人が動員される。
ビュレント・エジェヴィト元首相のために今日(11日)行われる葬儀での垂幕やスローガンの持込の禁止が緩和された。昨日(10日)警察に対してなされた最終の対策評価会議で、コジャテペ・モスクの中庭の入口に“検問所”が設置され、そこを通る際、参列者はチェックされることが決められた。垂幕について、雑踏の中では検査できないことから、当局者らはコジャテペ・モスクの中庭に限って垂幕を一切許可しないと決定した。葬列では違法な垂幕に対してのみ制限される予定である。10万人の参列が予想される葬儀には警察官1万人が動員される予定だ。
警察庁スポークスマンのイスマイル・チャルシュカン氏は昨日(10日)の記者会見で、葬儀で挑発行為があるうるとの情報を得たと述べた。
エジェヴィト元首相が死去した際、チリで社会主義インターナショナル世界大会に出席していた共和人民党のデニズ・バイカル党首も、ラフシャン・エジェヴィトさんを遅れて弔問した。バイカル党首は、警察の見解と反対に、葬儀で挑発行為を懸念する必要はないと話した。また、エジェヴィト元首相が皆に最も美しい形で送られるであろうことを信じて、共和人民党もこの葬儀に誠意を尽くして参列する、と述べた。
■ 最後のお別れ
ラフシャン・エジェヴィトさんは、昨日オランの自宅を離れ、GATA病院を訪れ、夫であるビュレント・エジェヴィト元首相のもとに行った。彼女は15分間一人で夫の亡骸の側にいた。
■ アメリカからは代表団
アメリカは葬儀に代表団を派遣した。アメリカのブッシュ大統領の指示により編成された代表団の長は、アメリカのエネルギー省のジェフリー・クラーク・セル副長官が務める。
■青シャツの係員
民主左派党のゼキー・セゼル党首は、葬儀での挑発行為に関する情報を得たが、そうした行為があるとは信じていない、と語った。セゼル党首は、エジェヴィト元首相に敬意をあらわすために来た人々が分別ある行動をとると信じていると述べ、「挑発行為は決して許されない。民主左派党として5,000人の党員を葬儀に配します。これらの党員はみな青シャツを着ることになるでしょう。国民の皆さんはほんの僅かの挑発行為でも目撃したら、青シャツを着た係員に知らせてください」と語った。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:3872 )