イスラエル非難決議案をアラブ側が安保理に提出、ザッハール外相の娘婿はガザで暗殺される(アル・アハラーム紙)
2006年11月10日付 Al-Ahram 紙
■ ガザへの空襲でザッハール外相の娘婿が殉死
■ 安保理はベイトハヌーンの虐殺を非難するアラブ提出の決議案を協議
2006年11月10日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
アラブ諸国歴訪の一環として現在エジプトを訪問中のパレスチナ外相マフムード・ザッハールは、一昨夜ガザで乗車していた車をイスラエルに空爆されて娘婿が殉死したというニュースを知らされた。
ザッハール外相は2003年にもイスラエルの空爆で息子を失っている。
一方、共和国大統領府報道官であるスライマーン・アウワード大使は、エジプトは連絡協議を継続し、パレスチナ人へのイスラエルの攻撃を停止させるために絶え間ない努力をしていると公表、この連絡協議はパレスチナ内部での和解成立を目標にしているとも述べた。
同じ頃、ガザからエジプトに到着したパレスチナ人負傷者のすべてをエジプトの病院で無料で治療することが決定され、現在その数は24人に至っている。同様にラファハ国境を通行する際に定められている税金の免除も決定された。
ニューヨークでは昨日、安保理が緊急会合を開催し、パレスチナ占領地でエスカレートする暴力について協議され、カタールは安保理中唯一のアラブ国家として、ベイトハヌーンでの虐殺についてイスラエルを非難し、イスラエルとパレスチナの間での即時停戦を呼びかけ、停戦監視に当たる国連部隊の派遣を求める決議案を提出した。
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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:3902 )