エジェヴィト元首相の墓の移転、認められず(Yeni Safak紙)
2006年11月17日付 Yeni Safak 紙

元首相であるビュレント・エジェヴィトの墓を移転する要求にアンカラ市と社会倫理協会から否定的な答えが返ってきた。

ラフシャン・エジェヴィトは、(夫である)故元首相の墓をギョルバシュに購入した土地に移転すると発表し、それに対しアンカラ広域都市市長であるメリフ・ギョクチェキが反対の意を表明した。

ギョクチェキ市長は、墓の移転の決定権は広域都市議会にあると述べ、「議会が移転を許す決議をするとは思わない」と述べた。

■議会は承認しないだろう

ビュレント・エジェヴィトが国家墓地に葬られてのち、夫人のラフシャン・エジェヴィトは、「ギョルバシュの方面に土地を買い、墓をそこに移転する予定だ」と述べた。こうしたことの実施が問題外であると主張するギョクチェキは、「ある場所が墓所とされるか否かを決めるのは、唯一広域都市議会だけである。ラフシャン夫人の望みを議会は承認すまい。みなが(個人で)購入した土地に埋葬することはできない。もし議会がこうしたことを承認すれば、思い思いに土地を購入し、『ここに埋葬してくれ』とどこでも好きな場所を墓所にできるようになってしまう。広域都市議会の中にこのようなことに賛成票を投じる者がいるとは絶対に思えない」と語った。

■社会倫理協会も墓の移転に反対

社会倫理協会会長であるアフメト・アクギュンは、エジェヴィトの墓が国家墓地からギョルバシュに移転されることのないよう、ラフシャン・エジェヴィトに注意をおこなった。アクギュンは、墓が外的要因から保護されないのを明らかにする一方、ギョルバシュが訪問するには遠いとも注意を促した。アクギュンは、夫人に再考するよう望んだ。



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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:3911 )