英首相、イラク情勢改善のためイランとシリアに協力を要請へ(アル・ナハール紙)
2006年11月12日付 Al-Nahar 紙

■ ブレア首相、イラクでの流血を止めるためシリアとイランに協力を要請

2006年11月12日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【アル=ナハール、AP、AFP、ロイター、UPI】

 トニー・ブレア英首相官房は、イラクにおいて増加する暴力の抑制に向けてワシントンとロンドンが努力するなかで対イラク政策の見直しを行う共和党と民主党のメンバーを含むアメリカ国内の委員会に対して、ブレア首相が火曜日に発言を行うと発表した。一方、イラク国内で発生した爆発によってポーランドとスロヴァキアの兵士2名のが死亡した。治安関係者によれば、バグダッドでは少なくとも16人が殺され、イラク国内を襲う宗派間暴力で死亡した人々多数の遺体が発見された。

 英首相官房によればブレア首相は、アメリカのジェームズ・ベーカー元国務長官と民主党のリー・ハミルトン元議員が率いるイラク研究グループと名づけられた委員会において、テレビ回線を通して発言するという。また「委員会のメンバーは証拠と提案を集めているところであり、我々は我々の考えを完全な形で伝えるようにしたい」とのことだが、声明ではブレア首相の発言の詳細を特定することはなかった。

 ブレア首相はイラクにおける流血の事態を食い止めるためにシリアとイランが協力するよう両国との外交的な手段を追及することを支持すると見られている。この提案は委員会のメンバーの一部が支持を表明しているものである。またブレア首相は、イスラエルとパレスチナの間における中東和平はイラクに平和をもたらすために不可欠な事であるとの見解を強調すると見られている。

 またアメリカのジョージ・ブッシュ大統領は明日、ホワイトハウスで委員会と会見することが決定している。分析家の見るところでは、ベーカー・ハミルトン委員会の提案は、イラクからのアメリカの段階的撤退と、イラクの将来に関する協議へのイランとシリアの参加を含むものになるとのことである。

(後略)



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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:3921 )