レバノン大統領・シリア大統領・ヒズブッラー党首への高まる非難の中、ジュマイエル工業相の葬儀が行われる(アル・アハラーム紙)
2006年11月24日付 Al-Ahram 紙
■ ラッフード大統領、バッシャール・アサド大統領、ナスルッラー師への広範な批判が起こる中、レバノンはジュマイエル氏を葬送
■ 安保理はピエール・アル=ジュマイエル工業相暗殺の調査に国連が参加することを承認
■ ムバーラク大統領、弔問のため住宅相を代理に
2006年11月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ベイルート:マーヒル・ムカッリド】
昨日午後一時、大群衆が詰め掛ける中、数千人のレバノン人がレバノン工業相ピエール・アル=ジュマイエルを葬送した。エジプトからはホスニー・ムバーラク大統領の代理としてアフマド・マグレビー住宅相が参列した。ピエール氏は元レバノン大統領アミーン・アル=ジュマイエルの子息で、去る火曜日に何者かの手によって暗殺された。
首都ベイルートには数千人の兵士と警察官が展開し、葬列に民衆が参加できるよう商店、学校、銀行、役所が閉鎖され、町の活動はいったん停止した。
葬送の前後、シリアに敵対する雰囲気が高まり、シリア大統領バッシャール・アサド、レバノン大統領エミール・ラッフード、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー師を批判するシュプレヒコールがデモ参加者らによって繰り返された。
議会の多数派が辞任を要求しているレバノン大統領が葬儀を欠席した一方で、アラブ連盟のアムル・ムーサー事務局長やアラブその他の国々の代表者が参列した。
同様に元レバノン大統領アミーン・アル=ジュマイエルは、現在の大統領はレバノン国内に潜むシリアへの内通者に他ならないと非難し、「国民自由潮流」指導者のミシェル・アウンに対してもシリアがレバノンで画策した計画を隠蔽していると非難した。
(後略)
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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:3985 )