国連事務総長、シリアとイランにレバノンの安定と統一への協力を要請(アル・ナハール紙)
2006年11月19日付 Al-Nahar 紙

■ アナン事務総長、アサド大統領とアフマディーネジャード大統領にレバノンの安定と統一の強化に向けた努力を求める

2006年11月19日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、ロイター】

 コフィー・アナン国連事務総長は昨日、レバノン政府の閣僚6人の辞任を受けて、シリアとイランの両国にレバノンの安定の強化に向けた努力を求めた。

 アナン事務総長の報道官であるステファン・ドジャレク氏によれば、アナン事務総長はイランのマフムード・アフマディーネジャード大統領およびシリアのバッシャール・アル=アサド大統領と電話会談を行ない、レバノン情勢や、中東地域と世界の各国の政府による「レバノンの安定と統一の強化」の必要性に関して話し合った。また、スイスのセント・ガレンを訪問中であったアナン事務総長はイランとシリアの大統領に対し、レバノンの指導者たちに「忍耐を守り、対話を通じて対立を解決」することを呼びかけるよう促した。

■ 領空侵犯

 国連は金曜から土曜にかけての夜、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)増強部隊のフランス部隊との間に発生した新たな事件の後、イスラエルに対してレバノン領空の侵犯を停止するよう求めた。ドジャレク報道官は、金曜の出来事は「レバノンが激しい緊張状態を経験するなかで、この種の飛行を停止する必要性をあらためて思い起させるものであった」と語った。また「[この偵察飛行は]事態が制御不可能になる可能性があるため危険である。こうした状況のもとでは、現場における行動(フランスの迎撃態勢)は単なる予防的な措置とみなされる」と付け加え、イスラエルがこうした領空侵犯を行なう原因について憶測を述べることは避けた。

 またドジャレク報道官は、「[国連レバノン暫定軍(UNIFIL)のフランス人司令官であるアラン・ペジェグリニ将軍は]強くイスラエル政権に抗議し、国連安保理決議第1701号の侵害であり受け入れられないこの活動を停止するよう要求した」と明らかにした。

■ クラスター爆弾

 オスロではノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ外相が、クラスター爆弾の国際的な禁止措置に向けてのキャンペーンを開始するため、来年始めにオスロにおいて国際会議を開催すると発表した。イスラエルがレバノン南部においてクラスター爆弾を使用し、民間人の被害が増加したことを受けて、この爆弾をめぐっては議論が高まっている。



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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:3995 )