アタテュルク廟を訪れた法王、「内に平和、外に平和」と記帳(Milliyet紙)
2006年11月29日付 Milliyet 紙

 アタテュルク廟を訪問したローマ法王・ベネディクト16世は、赤と白の花を供えたアタテュルクの廟の前で長い黙祷を捧げた。法王はアタテュルク廟の来館帳に “あなたの言葉を自分の言葉のように言うことに幸せを感じます”という言葉とともにアタテュルクの“内に平和、外に平和”という言葉を記した。
 法王は、アンカラでの会談前にアタテュルク廟を訪問した。200もの報道陣が随行した訪問の際、法王ベネディクト16世と同行者は、“法王ベネディクト16世”と記された赤と白のカーネーションからなる花輪を携えた二人の兵士に続き中庭から霊廟へ来た。
法王は花輪を供えた後、手を組んで墓前で長い黙祷を捧げた。

■イタリア語を書いた
 アタテュルクの魂の平安を祈った後に国民誓約塔を訪れた法王は、アタテュルク廟の来館帳にコメントをイタリア語で記入した。
 その後アタテュルクと独立戦争博物館を巡った法王は、アタテュルクと愛犬フォクスの蝋人形を鑑賞した。アタテュルク廟訪問中、ある士官が儀式とアタテュルクの遺体の永久保存に関して法王に説明を行った。

 警察がヘリコプターで上空から警備する一方、法王の護衛には軍の特殊部隊とともに医師や救急車が準備されていた。法王が訪問している最中はアタテュルク廟の周囲は封鎖された。
 アタテュルク廟訪問の際に、国務大臣ベシル・アタライとともにアンカラ駐屯第4軍団司令官将軍代理サルドゥライ・ベルク、アンカラ知事ケマル・オナル、そして外務省儀典局長オヤ・トゥズジュオールが法王に同行した。



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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
( 記事ID:4005 )