欧州委員会、古代都市ゼウグマ(ガズィアンテプ県)でのモザイク学校設立に多大な支援決定(Milliyet紙)
2006年01月12日付 Milliyet 紙

欧州委員会は、46万6千ユーロに達すると予想されるモザイク学校の経費の大部分を負担する。

EUは、ガズィアンテプのゼウグマ古代都市遺跡から発掘された最も素晴らしい作品により脚光を浴びた、2000年前の時代に起源を発するモザイク芸術の活性化に着手した。ガズィアンテプ(ゼウグマ)には、ハルフェティとルムカレの観光地としての魅力を高めるプロジェクトの一環として、トルコで初めてのモザイク学校が作られる。

プロジェクトの予算は4億6630万ユーロで、90%を欧州委員会が、残り10%をガズィアンテプ商工会議所が負担する。この予算の大部分はガズィアンテプ広域市役所が場所を提供して開設される「ガズィアンテプモザイク教育センター」のために使われる。

ガズィアンテプを“再びモザイクの都にする”という目標を掲げたプロジェクトに向け、世界中のモザイクの教育機関を調査したことを明らかにしたガズィアンテプ商工会議所のメフメト・アスラン会頭は次のように話した。
「ゼウグマモザイクの発見で、世界中から注目が集まった。ガズィアンテプ人として将来の世代にモザイクの遺産を残したいと考えた。2000年前の作品には、当時の文化や伝説、人間関係が描かれている。モザイク学校で教育を受ける芸術家も、今の文化をテーマに作品を作り出していくだろう」。

プロジェクトの一部として、モザイクのデザインとその技法、さらに考古学や地理学の教育を行う。加えてマーケティングのテクニックも教える。教育は2段階で行う予定で、第一段階では20人が参加し、基礎的な教育を3カ月間行う。基礎教育を終えた人の中から試験で10人を選び、さらに3カ月間の専門教育を行う。

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( 翻訳者:住永 千裕 )
( 記事ID:1702 )