パレスチナ武装勢力とイスラエルが停戦合意(アル・アハラーム紙)
2006年11月27日付 Al-Ahram 紙

■ パレスチナ諸勢力とイスラエル間で停戦に合意
■ オルメルト首相:「合意はパレスチナ人との真の交渉につながり得る」
■ アブルゲイト外相は合意を歓迎、合意は「両者間の信頼を建設する大きな一歩」

2006年11月27日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 パレスチナの全勢力が停戦合意に至った数時間後、それに応じてイスラエルの都市や入植地に対するミサイル攻撃が止められる一方で、イスラエル軍はガザ地区の全地域でパレスチナ人民に対する軍事作戦を完全に終了させ、イスラエルを標的としたミサイル攻撃を試みるのを禁じるためにガザ地区に13000人のパレスチナ治安人員が展開された。

 パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、停戦合意を実施するためにあらゆる治安組織の指導者らに指示を発し、パレスチナ治安軍へは国境地域、特にガザ地区北部への展開を命じた。

 イスラエルのエフード・オルメルト首相は、「現在の停戦がパレスチナ側との真剣な交渉につながる可能性がある」と述べ、イスラエル軍に対し自制して、パレスチナ抵抗勢力が行なうイスラエルを標的としたミサイル攻撃に対し反撃しないよう命じたことを明らかにした。

 同じ頃、停戦合意を実行に移すべくイスラエル軍はベイト・ラヒヤー、ベイト・ハーヌーン、ジャバリヤ市東部から撤退し、イスラエルの戦車や装甲車はイスラエル領内の基地に戻された。

 欧州・地中海諸国閣僚会議に参加するためフィンランドに向かう直前の記者会見でアフマド・アブルゲイト外相は、イスラエルが停戦合意直後にガザ地区から全軍を撤退させる宣言をしたのは良いことだと表明した。そして全勢力に向かってこの合意を尊重し遵守すれば、再び平穏が戻ってくるのだと呼びかけた。

 同外相は続けて、「イスラエル軍の撤退と停戦は、両国の信頼を建設するのに必要な一歩であり、これが和平プロセスを再開し、パレスチナ・イスラエル間の交渉を開始するにふさわしい雰囲気を作り出すのだ」と述べた。

 合衆国は停戦合意を歓迎して「この合意は平和に向けた一歩を形成する」と表明し、ホワイトハウスのアレックス・コナント報道官は「この合意がパレスチナ・イスラエル双方の暴力行為の停止につながることをアメリカ政府は望んでいる」と述べた。


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( 翻訳者:新谷美央 )
( 記事ID:4015 )