イスタンブルで傘が壊れるほどの強い北風(Yeni Safak紙)
2006年11月03日付 Yeni Safak 紙
イスタンブルで2日間続いた北風のため、複数の中国製の傘がゴミ箱行きとなった。品質の悪い傘は市民に大変な思いをさせた一方で、中国からの輸入品の品質の悪さが再度、話題となった。2~3YTLで売られている安物傘はその多くが中国製であり、北風の影響でまだ新品にも関わらずゴミ箱に捨てられた。さてこれらの傘はなぜこんなにもすぐ壊れるのだろうか?
我々が意見を聞いたこの業界の代理店によると、傘が壊れやすい理由は、東アジアから輸入された安くて粗悪な製品であるからという。トルコには多数の輸入傘が入っており、道端で販売されているため、安くて輸入品のこれらの傘はよく売れている。
シャーヒン傘貿易株式会社のルザー・クズルヤタク社長は、安い輸入製品が国内業者を苦しめていると述べ、すぐ壊れる傘について次のように話した。
「露店で、2~3YTLで売られている傘は全て中国製です。これらの傘は、少し風がふけば壊れてしまい、人々を大変な目にあわせるのです。中国製傘販売の自由化は、我々を滅茶苦茶にしました。我々はすでに破産寸前です。実際のところ雨傘輸出業者は三社が生き残りました。しかし我々もこのままですと店を閉めることになるでしょう。なぜなら今となっては輸出も輸入もしていないからです。」
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( 翻訳者:近岡由紀 )
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