トルコ・ギリシャ軍事協力実施へ(Radikal紙)
2006年11月05日付 Radikal 紙

参謀総長のヤシャル・ビュユクアヌト陸軍大将は、ギリシャの参謀総長であるパナヨティス・ヒノフォティス海軍中将と行った会談で、「NATOの枠組み内で平和支援作戦へ参加するために、合同の作戦連合軍を組織すること」、ならびに「必要だと判断された場合には、NATO即応部隊(NRF)の軍事行動に参加するために合同の陸軍部隊を組織すること」がとりあげられた。
参謀本部からの発表では、会談で議題となった事項が次のとおりまとめられた。

・ 前もって合意に達している安全向上対策の軍事に関連する部分を検討し、評価を下す。この中で安全向上対策の効果が最大限発揮されるよう詳細を調査する。
・ 飛行および移動の安全が保障されるよう技術的な対策を開発する。
・ 地域の治安向上ならび共通の軍事的利益を議論する目的で、バルカン諸国の参謀総長レベルで委員会を組織し、定期的に集まる。最初の委員会を来年の初め、テッサロニキで開催する。
・ NATOの枠組み内での平和支援作戦に参加するための作戦部隊を組織する。
・ 必要だと判断された場合には、NATO即応部隊のための合同の陸軍部隊を組織する。
・ 広範囲の活動を行う能力を備えた合同の自然災害救援/人道支援軍を組織する。
・ 二国間での軍事司令官の相互訪問、ならびに多国間での相互訪問を行う。
・ トラキア国境で任務についている兵隊同士が良好な関係をはぐくむこと、そして相互訪問を行うこと。
・ NATOの活動に参加している海軍部隊間で兵隊の相互交換や協働を行う。
・ 地域的な脅威およびとくに不法移民の問題。
・ 軍隊間の意思疎通を強化するため軍事教育資源の共同利用。


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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:3845 )