DYP離党後、AKP入党のダルヤン町長、念願のイズトゥズゥ・ビーチ経営権を獲得(Milliyet紙)
2006年01月16日付 Milliyet 紙

ムーラ県オルタジャ郡ダルヤン町のアスト・トゥファン町長は、アカウミガメの産卵で有名なイズトゥズ・ビーチの経営権を町に移管する議論を7年間続けた末、所属政党を与党に鞍替えして勝ち取った。正道党(DYP)に所属していたトゥファン氏は、同町に近いリゾート地アクヤカ(ギョコヴァ)で年始休暇を過ごすエルドアン首相と面会し、与党の公正発展党(AKP)に鞍替えした2週間後にイズトゥズ・ビーチの経営権を獲得した。イズトゥズ・ビーチは、年間30万リラ(約2400万円)を支払う条件で町に移管された。
トゥファン氏は、1999年と2004年の2回、正道党(DYP)から町長に選ばれ、アカウミガメの交尾・産卵地として有名なイズトゥズ・ビーチを町の管理地に加えようと多大な努力をした。トゥファン氏は、もともと民間企業が所有し、その後県の特殊団体の管理下に移ったビーチの経営権を獲得するため、県庁をはじめ省庁や国会議員、大臣に働きかけを行ったが、成果は一向に上がらなかった。

■エルドアンからの朗報
トゥファン町長は、ビーチは町の中心部にあり、清掃も町が行っているのに、経営権が他の組織に属しているのは間違っていると一貫して訴えてきた。
公正発展党(AKP)に移ったトゥファン氏は、年始にアクヤカでエルドアン首相と面会した。トゥファンに党のバッジをつけたエルドアン首相は、イズトゥズ・ビーチの話を聞くと、私が何とかすると答えた。首相がアンカラに戻ってまもなく、経営権が町に移ったという朗報が届いた。
トゥファンは、町の予算が少なく困窮していたことから、よいよいサービスを提供できるようAKPへ移ったとし、アンカラからの朗報に喜んでいると述べた。「首相の『その場にあった政治が、本当の政治だ』というスローガンを実現していく」と話すトゥファン町長は、今後ビーチで行う予定の施策について次のように述べた。
「ビーチの経営権の移管に際しては、AKP町支部長、郡支部長、県支部長やヒュセイン・アクソイムーラ県知事、国会議員のセイフィ・テルジバシュオール氏、オスマン・ペペ森林環境大臣の尽力を得た。町内の500人の商人は今後AKPを最も支持するだろう。マルマリスやフェティエからやって来るツアー客をビーチでお出迎えする。ビーチには終日使える施設として、ビュッフェやベンチ、パラソルを整備する。イズトゥズ・ビーチが全旅行者の人気を集めるよう努めるつもりだ」。

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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:1721 )