整形手術したら議員になるな―発展公正党の党内議論あらぬ方向へ(Hurriyet紙)
2006年12月10日付 Hurriyet 紙

公正発展党(AKP)の国会議員のメヴリュト・アクギュンはタイイプ・エルドアン首相も支持している「65歳以上の者は政治に参加するな」という提言の発案者である。この提言はAKPを二分した。選挙が近づく中、65歳以上のAKP議員は、自分達を罠にかけたアクギュンに対する策略を練った。

策略の立案者は法務大臣のジェミル・チチェキだ。アクギュンが長年、年齢制限の65歳に近づいた国会議員の自らへの批判に対抗すべく努力を重ねる中、チチェキは興味深い提言をした。チチェキは高齢のAKP国会議員に対し「メヴリュトは我々に何を望んでいるのか。私としてはあなた方からも対抗案を出すべきだと思う。整形をした者、増毛した者は国会議員として選ばれるべきではない。あんなに変わってしまうと有権者は誰に投票したのか混乱してしまうではないか。これは一種の詐欺だ。違う顔で投票させて、その後に自分達をカムフラージュしているのだ。」と発言した。

このチッチェッキの提言は一笑にふされた一方で、フェフミ・ウヤヌックを先頭に多くの国会議員が支持を表明した。65歳制限の提唱者であるアクギュンは増毛し、コンタクトレンズに変え、ひげをそって大変貌を遂げたAKP議員として知られている。アクギュンは昨年に遂げたこの変化によって多くの人から注目を浴び、話題となった。自身への刺のある冗談を耳にしたアクギュンは次のように語った。

「65歳の年齢制限の提言を口にしてからというもの、いやな事ばかりだ。幸運なことにわれらが首相も私を支持してくれており、救われてはいるが。ある先輩が私のそばに近づき『きみから機関銃の弾倉を借りていた。まとめて返してやるから忘れるな。』と冷やかした。またある人は、夕食にシシケバブを食べようと招待してくれた。そして『彼らはケバブの肉を食べ、君はケバブの串を食べればいい。』と言った。お分かりいただけるように、65歳にひっかかっている同輩たちから反感を買ってしまったらしい。」

■大変貌
メヴリュト・アクギュンは増毛し、コンタクトレンズに変え、髭もそり、見た目が変わった。




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( 翻訳者:松岡聡美 )
( 記事ID:4095 )