エジプト・ドイツ会談で中東情勢と経済関係を協議(アル・アハラーム紙)
2006年12月09日付 Al-Ahram 紙
■ 明日のムバーラク・メルケル会談では、中東問題と経済関係が協議の主要テーマに
2006年12月09日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ベルリン:マーズィン・ハッサーン】
ホスニー・ムバーラク大統領が今日、ドイツに到着する。今回の訪問には、大統領と協議し、パレスチナ情勢、レバノン問題、イラクやスーダンなど、中東地域で続くめまぐるしい展開についての大統領の政治的見解を傾聴することを切望するドイツの指導層から大きな関心が寄せられている。
ドイツ政府報道官は、ムバーラク大統領とアンゲラ・メルケル連邦首相との会談は、明朝、首都ベルリンの首相官邸で開かれると発表した。およそ一時間の会談の後、記者会見が行われる予定である。報道官はムバーラク大統領の訪問を歓迎し、ドイツは中東における包括的和平のため、あらゆる努力をおしまないだろうと強調した。またドイツ政府は、この目的の実現のために、エジプトをはじめ地域の基幹である国々を支持すると述べた。
またエジプトのムハンマド・アル=オラービー駐ドイツ大使によれば、ムバーラク大統領の協議は政治問題に限定されず、二国間関係、特に経済レベルの関係についても扱われる予定であり、そのため大統領は、引き続きドイツ連邦のミヒャエル・グロース経済技術相とも会談するとのことである。またドイツ経済省の情報筋は、エジプト・ドイツ会談では両国の協力分野についても話し合いがなされるだろうと語った。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:4101 )