日本のNGOがレバノン南部で教育環境整備支援(アル・ナハール紙)
2006年12月08日付 Al-Nahar 紙
■ 日本のNGO「NICCO」が「ナバティーヤ県における教育環境整備」プログラムを完了
2006年12月08日付アル=ナハール紙(レバノン)HP教育面
日本の国際社会事業団体「NICCO」[※(社)日本国際民間協力会]は、「ナバティーヤ県における教育環境整備」に関するプログラムの完了にあたり、教育省との協力の下、公立ルメイシュ中学校で式典を行った。式典には日本大使館員や「NICCO」のレバノン駐在スタッフ、ナバティーヤ県教育区の代表者、プログラムの対象となっている公立学校の校長や教員が出席した。
レバノン国内での事業統括責任者である「NICCO」の佐藤収氏は、「今回のプロジェクトはNICCOがレバノンで実施する初めてのものであり、先ごろレバノンが直面した出来事[※イスラエルの対レバノン戦争]の直後に開始され、攻撃によって最も甚大な被害を受けた学校の教育環境整備を目指すものである」と述べた。
またナバティーヤ県教育区の代表者もスピーチを行い、今回のプログラムによって供与される援助の重要性について指摘した。ルメイシュ中学校のハンナー・アル=ハーッジュ校長は式典の終わりにスピーチを行い「NICCO」、教育省、日本大使館ならびに今回のプロジェクトの成功に寄与した全ての人々に対して謝意を表明した後、プロジェクトの一環として同校に供与された幼児用図書セット、備品、教材、暖房機器を佐藤氏から受理した。
ナバティーヤ県では20の学校がこのプロジェクトの対象となり、教材や教育備品、暖房機器が各校に分配された。
式典に続いて、寄贈を受けた学校の幼児クラスの教員を対象とした小規模のワークショップが開かれ、寄贈された教材の正しい使い方について伝授がなされた。またワークショップの後、対象校に幼児用の絵本が配られた。
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( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳) )
( 記事ID:4136 )