イラク南部湿原の再生に向けた国際会議、日本で開催(サバーフ・ジャディード紙)
2006年12月10日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ 南部湿原再生に向け、特使団が日本を訪問

2006年12月10日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

日本で開かれるアフワール(訳注:イラク南部に広がるメソポタミア湿原。サッダーム政権時代に破壊された)再生に向けた支援国会議「イラク湿原に関する国際ワークショップ」にミーサーン県から代表団が参加する。

ミーサーン県のムーハーン・アブドゥッラー・アル=ジャービリー副知事は、「今回送られた特使団には、マイムーナ郡の郡議会議長であるアドゥナーン・ハラフ・ジャビル氏と、ミーサーン県の環境局長であるサミール・アッブード・アブドゥルガフール技師も参加している。特使団は県内の湿地帯の面積や主要な水源を数字や写真で具体的に示しつつ、湿地の重要性や干拓政策により湿地帯の住民が直面している苦難について講義を行う予定だ」と述べた。

さらに副知事は「今回の会議の目的は支援諸国に対し、湿地帯住民への支援、湿地帯の資源活用に貢献する開発プロジェクトの実行、またそうしたプロジェクトへの資金援助を呼びかけることにある」と付け加えた。

また副知事は、国連機関(訳注:国連環境計画)が日本やイタリアの複数の企業を通してマイムーナ郡のハッダーム地区とスライマニーヤート地区において農地への灌漑用ダムの建設と地域住民のためのいくつかの農作業用道路の舗装を行う新プロジェクトを立ち上げたと述べた。


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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:4158 )