刑務所における薬物中毒制御特別プログラムの実施 ハムシャフリー紙
2006年12月17日付 Hamshahri 紙

【社会部】パルヴィーズ・アフシャール・国家監獄機構健全矯正次官は、「手元の統計によれば、この10年、麻薬関連の事件や麻薬の濫用で収容されている囚人が50パーセントに及んでいる」と述べた。

麻薬撲滅本部広報課によれば、キャラジのゲゼルヘサール少年院で薬物中毒の治療処遇過程を視察した同次官は、「この50パーセントという数字もほとんどが中毒者で占められており、その3分の1が今も麻薬の使用を続けている」と述べ、「現在、刑務所における薬物中毒制御特別プログラムが監獄機構によって実施されている。このプログラムは依存症の根絶に建設的な効果を出している」と付け足した。

同次官は、「今現在、注射で薬物を使う依存症患者をメサドン維持療法で救済することが課題となっており、ゲゼルヘサール少年院はこの分野において国内で最も成功を収めている施設である」と述べた。

同次官は、「刑務所では、麻薬依存症は種々ある罪の中でも堕落の生みの親と認識されている。他の罪も麻薬に端を発するものが多いからだ。このため、メサドン維持療法による依存症の根絶が世界的に注目されている」と説明したうえで、「現在、国内50の素行カウンセリングクリニックがメサドン維持療法プロジェクトのために活動しており、4500人がこのプログラムの適用を受けている。そのうち1000人がゲゼルヘサール少年院にいる」と続けた。


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( 翻訳者:吉村 かすみ )
( 記事ID:4166 )