■ エジプトのムバーラク大統領、イタリアのプロディ首相とパレスチナ・イスラエル間の和平プロセス再興を協議
■ 金融・商業分野でのエジプトとイタリアの協力強化
■ 中小規模産業の発展にむけて、地中海基金を創設

2006年11月21日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

エジプトのムバーラク大統領は昨晩、同日中にカイロに到着したイタリアのプロディ首相と重要な会談を行った。会談では、中東和平プロセスの推進やレバノン情勢、特に南レバノンの治安維持におけるイタリアの役割、さらにイラク情勢について協議がなされた。

　同様に、エジプト・イタリア両国の関係についても意見が交わされ、特に投資、通商、合同プロジェクト、技術移転、通信、エネルギー、教育、科学研究の各分野について話し合われた。またプロディ首相はエジプトの教育改革に関するイタリアの見解を示した。

ムバーラク大統領はプロディ首相と、アレクサンドリア銀行をイタリアのサン・パウロ銀行が買収した後の金融・商業分野での協力強化についても協議した。

　会談では、地中海沿岸諸国による中小規模産業の発展に向けた基金の創設についても
触れられた。

　会談は当初エジプトのムバーラク大統領とイタリアのプロディ首相のみで行われ、その後の夕食会には両国の代表団も参加し、ムバーラク大統領がプロディ首相と同行した外交使節団をもてなした。


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（ 翻訳者:鳥居洋介 ）
（ 記事ID:4020 )