ムバーラク大統領、イタリア紙に談話(アル・アハラーム紙)
2006年11月20日付 Al-Ahram 紙
■ ムバーラク大統領、イタリアのコリエーレ・デッラ・セーラ紙に語る:「プロディ首相の訪問は両国の協力強化のチャンス」
2006年11月20日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
ホスニー・ムバラク大統領は、今日から始まるイタリアのロマーノ・プロディ首相のエジプト訪問に際し、コリエーレ・デッラ・セーラ紙に談話を寄せ、地域レベルでのいくつかの最重要問題に言及した。
今日、掲載予定のその談話の中で大統領は、特に貿易、投資、技術移転の分野でのエジプトとイタリアの協力関係の重要性を確認した。
大統領はイタリア首相とともに中東情勢と欧州・地中海諸国間の協力、共通の関心事である国際問題を取り扱う予定であるとも言及した。
ムバーラク大統領はイランの核問題にも言及し、「対話こそがこの問題に対処する為の唯一つの方法である。中東からの大量破壊兵器廃絶宣言が求められる」と語った。
大統領はまた、パレスチナ問題こそがイラクその他の中東地域における危機解決の鍵であり、パレスチナにおける対話は正しい道を進んでおり、挙国一致内閣の成立も間近に迫ったと指摘した。
さらに大統領はシリアの安定が地域全体にとって不可欠だと述べ、アラブ国家としてアラブの側に常に立つというシリアの姿勢には疑念の余地がないと強調した。
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( 翻訳者:望月美奈 )
( 記事ID:4022 )