パレスチナ大統領、ヨーロッパ諸国およびEU高官と会談 ハニーヤ首相はダマスカス訪問(アル・ナハール紙)
2006年12月03日付 Al-Nahar 紙

■ アッバース大統領はハマースとの連絡の停止を決定
■ ハニーヤ首相ダマスカスへ ハマースは首相の辞職を拒否

2006年12月03日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ラーマッラー:ムハンマド・ハウワーシュ、ダマスカス:本紙】

 パレスチナのマフムード・アッバース大統領は昨日、ヨーロッパ諸国およびEUの高官3人と個別に会談を行い、包囲を打開するための新しいパレスチナ内閣の樹立を目的としたイスラーム抵抗運動「ハマース」との対話が崩壊したことに対する遺憾の意を繰り返し表明したが、それがラーマッラーではなくガザで行われたのは、意味のないことではなかった。またアッバース大統領は中東和平カルテット(国連、米、EU,露)に「恒久的平和の達成に向けた我々の努力が実るまで、今後カルテットの役割を拡大する必要性」を求めた。

 アッバース大統領は、ハビエル・ソラナEU共通外交・安全保障上級代表とガザで協議を行った後の共同記者会見で、「我々は本日、中東地域において我々が関心をもっている問題全般について協議した。まずここガザ地区で支配的になっている休戦状態について話し合った。これがヨルダン川西岸においても支配的になるよう我々は期待している。また、内閣の問題についても、組閣協議が非常に残念なことに停止してしまった理由について話し合った」と述べ、また「将来について、どのようにしてジョージ・ブッシュ米大統領とアラブ和平提案の見解を含んだロードマップ案に基づいて和平プロセスへの復帰を可能にするか協議した。またソラナ代表との協議では、イスラエルのエフード・オルメルト首相が一つに繋がったパレスチナ独立国家の樹立に向けた交渉について最近発言したことや、アラブ和平提案に関する前向きな連絡協議が行われていることに関して、肯定的に言及した」と語った。

(中略)

■ ハマース

 一方、ハマースは対抗組織のファタハが主導権を握るパレスチナ解放機構(PLO)がイスマーイール・ハニーヤ首相の辞職を要求したことに対してこれを拒否した。ハマースの幹部は「ハマースはPLO執行委員会の声明を拒否する」と語り、「同声明は合法的なパレスチナ内閣に対するクーデタの呼びかけである」と述べた。

 また同幹部は、「ハマースは挙国一致内閣の形成に向けた対話の継続を望んでいたが、本日(土曜日)アッバース大統領は、協議は行き止まりにぶつかったと繰り返した」と付け加えた。

■ ハニーヤ首相はダマスカスへ

 ハニーヤ首相は昨夜、ドーハからダマスカスに到着した。バッシャール・アル=アサド大統領をはじめファールーク・アル=シャルウ副大統領、ムハンマド・ナージー・アトゥリー首相、ワリード・アル=ムアッリム外相などシリア政府高官に加えて、ダマスカスにおけるパレスチナ組織の指導者たちと会談する予定である。

(後略)



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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:4181 )